北海道・がん対策推進委員会         寛解後1424日目

 3月にやっと北海道でも、がん対策推進条例が可決され4月から施行されました。
そして5/16 がん対策推進委員会の初会合が開かれました。北海道のメディアでは若干報道されました(釧路ではなし)。最大の焦点(争点といってもよい)は条例に盛り込まれなかった患者への経済的支援。そもそも、この条例の制定に当たっては、道の患者の切実な思いがあったようです。道のがん条例の必要性は、すでに5年前、がん患者たちが訴えていました。(5年もやらなかったとも言える) 発起人とも言える方は、重い治療費負担に耐えられなくて活動を始めたとか。この方は条例が決まる前に亡くなられたそうですが、思いは届かず。ご家族の方が、高橋知事に直談判をした折に「基金の創設」を提案されたそうで、今回の会合でも「がん基金の創設など具体的な施策の検討に着手する」ということになったとのこと。ただ、お役所仕事ですので「など」「検討に着手する」(「行う」でも「検討する」でもない)という表現ですから、道民は厳しく注視しなければなりません。

Photo_2大腸内視鏡で飲んだムーベンなど下剤の類。この他に飲み薬がありますが、私は効きにくいので自分で増量しました。腸を洗浄するとしばらくは下痢と便秘の繰り返しとなりますので、ヨーグルトなどでこの対策もしました。慣れたものです。こんなことに慣れてどうするものでもないですが。

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大腸内視鏡を受ける         寛解後1423日目

私のリンパ腫の発覚は、偶然受けた胃の内視鏡により十二指腸での浸潤の発見からでした。治療直後、念のため胃も大腸も内視鏡を受けましたが、浸潤はないものの、大腸にポリープがあるとのことで09年春に切除。翌年、術後観察を受けましたが異常なし。それじゃ2年後に来てくださいと言われましたが、釧路への転勤になり、あっという間にその期日が来てしまいました。やっと上京の予定と先生の予定が合い、先週受診しました。結果は異状なしだったのですが、今回はちょっと大変でした。
  先生(女医さん)によると私の大腸は常人より長いんだそうです。だから前回苦労したらしく、今回は作戦を考えていたらしい。大腸内視鏡のうまいへたは患者の負担なく短時間で奥まで入れること。前回までは先生にお尻を突き出して側臥しているだけでした。事前に鎮静剤のホリゾンかドリミカムを注射してもらうと即落ちてしまい、気が付いた時には終わっていました。ところが今回はドリミカムを少なくして「半殺し」にされて処置されました。要するに検査中に何度も体勢を変えさせられました。意識が朦朧とする中で仰向けになったり、うつ伏せにもなったり、お尻にファイバースコープを突っ込んだままですよ。後で想像すると実にナサケナイ。 でもその結果、先生によると大腸全体くまなく見たが最短でできたとのこと。時間も15分足らず。「異常所見はありません。今度は3年ごとにしましょうね。」・・・と女神さまは言っていたような気がします。検査後、話を聞くころも朦朧としていたものですから。
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桜         寛解後1422日目

 東京あたりだと開花宣言があってから、1週間程度で見ごろを迎えて・・・というのが当たり前だと思っていました。北海道ではいろんな花がいっぺんに咲きます。今年、旭川では朝、桜の開花宣言をしてその日のうちに満開なったそうです。道東は植物にとっては更に厳しい環境です。今の季節、少し温度が上がったかと思うと、草木が芽吹きだします。そのスピードが半端でない。花はあっという間に受粉して種子を育てようとします。そういう環境で生き残れた種(しゅ)だけが命を繋いでいくというのが感じられます。だから、温暖な地域のように生物はそれほど多様ではありません。ミズナラとクマザサのみの林、水芭蕉しかない湿地帯、エゾカンゾウの群生などが見られるのはこの理由だと思います。変な見方ですが、ダーウィンの進化論が目の前で行われているように思います。日本人の好きな三大○○で、コペルニクスの地動説、ダーウィンの進化論、フロイトの無意識の発見というのがあったと思います。○○が何だったのか忘れましたが、当時の常識を180度ひっくり返したというのは間違いは無い。よくそんな発想ができたなー、ダーウィンってすごいよね・・・。ところでこの前見た京都の桜はきれいだったな。岩国・錦帯橋の桜も良かったな。熊本・八代での花見は楽しかったな。北海道の花見はなぜジンギスカンなんだろう。リンパ腫が再発しなければいいな。あと何回桜が見られるのかな・・・。
釧路でやっと咲いたチシマザクラを観て、そんなことを取りとめもなく思いました。今年は日本で一番遅い(5/17)開花だったみたいです。
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釧路・キッズロケット         寛解後1421日目

 きゃりーぱみゅまみゅのバックダンサーの子ども達が踊る動画(ベジタリズム)や若手のKoharu Sugawaraさんのダンスにはまっています。これに限らずダンスは、ヒップホップ、フラ、日本舞踊、バレエに限らず見るのは昔から大好きですが、日本人、特に子どもがこんなに踊ることができるとは思っていませんでした。というのも、私が若い頃、外国人のミュージシャンのコンサートに行っても、マトモに手拍子を打てる観客がいなかったのです。私が鮮明に覚えているのが82年マンハッタントランスファーの初来日(だったか?)のコンサート。途中、手拍子を促したのはいいが、観客が後打ちとゴッチャになりテンポが乱れ、明らかにバックバンドが嫌な顔をしました。メインボーカルのジャニスシーゲルが気を利かして自分で手拍子を打ち始めたので少しは良くなりましたが、私もイライラしてしまいました。当時は、日本人の洋楽に対するリズム感のなさについては世界的にも有名な話でした。
 釧路が誇れる数少ない(また叱られるdespair)ものの一つが「釧路子どもミュージカルキッズロケット」 。  歌も踊りも素晴らしく、昨年、東京本社のお偉いさんが釧路に来たとき少しだけ披露していただきましたが、普段はおっかない会長、社長の目に感動の涙。この子達の踊りも上手でした。指導者の力もあるんでしょうが、子どもの可能性というのは計り知れません。

今月の釧路・まる金寿し
 今月も忙しくて少ししか寄れませんでした。この日は、函館産の初もののシャコなど。物足りなそうな顔をしていたら、酢牡蠣にするのを握ってくれました。牡蠣は仙鳳趾(せんぽうし)産の小ぶりのもの。牡蠣の産地である厚岸や広島でも牡蠣の寿司は食べたことがありますが、こっちの方がおいしいと思いました。
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グリベック開発者のグチ         寛解後1420日目

松下幸之助が初代会長を務めた国際科学技術財団の「2012年日本国際賞」に、イマチニブ(グリベック)の開発者が選ばれたそうです。5/14日経産業にインタビュー記事が載っていました。インタビュワーがCMLを知らないと見えてグリベックそのものには触れていないというマヌケな内容でしたが、開発者の一人で、シカゴ大の女性教授は、いわゆるエピジェネティックスの重要性に触れていました。そして彼女のグチが面白かった。「シカゴ大では基礎科学の研究者が医学者に十分な敬意を払っていないように見える。米国の科学者を重視されている順に並べると、数学、物理学、化学、基礎生物学、医学」 アメリカでは医学の研究者や医師はメーカーから多額の資金を受けることが多いので、やっかみもあるんでしょうね。

本州と同じで5月の釧路の天候も変わりやすかったです。大雨が降ったり、強風が吹いたり、霧にすっぽり包まれたり。新釧路川も水量が増えています。
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脱抑制         寛解後1419日目

4月の京都への小旅行の興奮未だ冷めやらず。ただ、祇園花見小路の喧騒とは裏腹に軽ワゴン車の暴走後に衝突した電柱には花が手向けられていてひっそりしていました。私達家族はそっと手を合わせました。
 最近のヨミドクター佐藤記者のコラムに、運転していた男性がてんかんだとか、自暴自棄になったとか憶測が飛び交っているが、「脱抑制」だったのではないか、と書いてありました。
脱抑制は、外的な刺激で抑制が効かなくなる状態のことです。
「高次脳機能障害は、症状として記憶力や注意力の低下が知られるが、前頭葉を損傷すると「脱抑制」が起こりやすい。気分や感情のコントロールがうまくできず、ささいなことでひどく興奮する。周囲から見ると、急に性格が変わったように映るが、脱抑制に陥った時の記憶は本人にはないことが多い。」
 高次脳機能障害であればリハビリで症状は抑えられるそうです。ただ、日本での精神疾患診断及び治療というのは、患者数が多い、うつ、双極性障害、パニック症候群などでも難しいのに、こういうのは更に難しいことは想像に難くない。それでも社会的な問題になるのなら、日本の精神疾患医療を抜本的に改革する必要があるでしょうね。

やっと桜が開花し、こぶしも咲き始めましたが、この時期の釧路市内は西洋たんぽぽの方が目立ちます。
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貿易赤字は医薬品の輸入超         寛解後1418日目

 日経5/14はちょっとショック。11年日本の貿易赤字は2.5兆円に上りましたが、そのうち約半分の1兆3660億円が医薬品の輸入超で10年前の5倍なんだそうです。この傾向はグラフで見ると2000年辺りから顕著になっています。貿易赤字の原因となっている医薬品は、CMLのグリベックや乳がんのハーセプチンなどの抗がん剤だと書いてありました。医薬が進歩すればするほど日本の輸入超過が膨らむそうです。それも欧米からだけではなくアジアからも輸入が増えています。要因は、この稿でも書いていること。iPSが開発されても海外勢に儲けシロは持っていかれるのと同じ。縦割り行政の弊害と医薬品メーカーの実力不足、人材不足です。

釧路の人は口ばっかりで・・・、と言っていたのが気に触ったらしく、ソフトクリームのおいしいところがあると連れて行ってもらいました。少しは見直しましたよ。ソフトクリームは、きらいではないですが一昨年、標茶の風の牧場で家内と食べたきりでした。場所は意外にも空港近くの鶴公園駐車場。しょっちゅう通るところですが、こんなところにそういう店があるとは誰も気付かないでしょう。確かに濃厚でおいしかったですし、店のおばちゃん(阿寒の人)が優しかった。それにしてもアイスがおいしい季節になったんです、釧路でも。
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統合医療なんて         寛解後1417日目

 民主党の嘘つき元首相(本人いわく「方便」)が沖縄の普天間のときと同じように、また原発で温室効果ガスを25%削減すると迷言したように、口からデマカセで言ったのが「統合医療」。 それを厚労省はまだ検討してるらしい。3月に「第1回統合医療のあり方に関する検討会」 を開催したらしく、最近その議事録が公表されていて驚きました。なんと年間10億円もの研究費を税金から出しているようです。統合医療は、漢方・鍼灸といった馴染みのあるものから私が嫌いな代替療法やホメオパシー、カルトなども含むもの。どちらかというと後者よりで明確な定義はありませんが、そもそも「方便」元首相が言っていたのは「ホメオパシーもいいんじゃない」みたいな無責任なノリでした。議事録を読む限り、私は意味のない税金の無駄使いだと思います。それに構成員として国立長寿医療研究センター総長、がん研有明病院長の門田さんなどが名を連ねていますが、お時間の無駄なのではと心配してしまいます。特に門田さんは、がん対策推進協議会の会長さんでこんなくだらないことはやって欲しくない。民主党政権である限り、「方便」元首相が引退しない限り(お辞めになるとおっしゃてたのに)、まだこんなアホな議論をしなければならないとすれば罪です。誰かや(辞、止)めさせて~。

Photo_2代替療法よりホウレンソウ。阿寒の方からどっさりいただきました。こういう葉物は寒さに当たった方がうまいし、柔らかい。うますぎて毎日一把づつ食べてしまいました。左端は、韮の初穂。これも韮玉にしてみんな食べました。

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Pixuvri(ピクサントロン)復活か?         寛解後1416日目

R-CHOP療法のドキソリビシンは心毒性のあるアントラサイクリン系です。私のリンパ腫治療ではこれを使わないR-COP(CVP)でした。当時(08)はR-CHOPとR-COPの違いが明らかにされていなかったので心毒性を心配するなら省く考えだったようです。しかし、R-CHOPとR-COPの比較治験が行われR-CHOPのい方が若干効果が良さそうだという研究結果出てきました。それでアントラサイクリン系を副作用の小さいものに換えようという研究も盛んになされています。
 一つは、ドキソルビシンをゲムシタビンに換えるR-GCVP療法。 昨年のASHではびまん性大細胞リンパ腫のドキソルビシンが使えない患者さんのⅡ相治験で有効であることが示されています。一方、ピクサントロンもドキソルビシンに換えようと治験が進んでいましたが米FDAは事実上リジェクトしいるようです。ところがヨーロッパでは再発難治性急性のB細胞リンパ腫につき条件付で認めるようです。使用する中で、R-Pixuvri(ピクサントロンの商品名)とR-ゲムシタビンの比較を行うようです。
どっちでもいいから結論を出して欲しい。それで日本では? ゲムシタピンは他のがんでは日本でも使われています。

ご近所の牧場で仔馬が生まれたようです。ドサンコなので仔馬でもでかいです。
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女医さん         寛解後1415日目

 ずいぶん長い間、テレビはニュース・天気予報とNHKの健康番組と朝ドラぐらいしか見ていません。今の朝ドラは「梅ちゃん先生」ですね。戦後間もない頃の女医さんのお話です。お話ですのでこれはこれで私は面白く観てますが、最後に一瞬ですが本モノの現役の女医さんが紹介されます。私はこの病気になってから多くの女医さんにお世話になっています。現在も主治医の血液内科を始めとして、消化器内科、泌尿器科、眼科、内分泌・代謝科、耳鼻科、歯科、7名全て女神様です。08年リンパ腫を患う前まで病気らしい病気をしなかったので、この歳になってお尻の穴やお○ん○んを女医さんに見せるといのはとっても恥ずかしかったです。それに日本の会社人間でしたから、正直、30~40代の女性に自分の病気=人生や延いては自分の家族の生活まで任せられるのか?という不安がありました。しかし、それは杞憂でしたし、何よりこの男性社会(特に医師は)で一生懸命やっている姿に感動しているのです。朝ドラの話に戻りますが、お話の上の女医さんから、最後のリアルな女医さんの顔を見ると「やっぱりホンマモンは違うなー」と毎朝感心するのです。

釧路郊外の幌呂の牧場で見た乳牛の運動器具(だと思います).。 ゆっくり回転させているのですが、私に助けを求めているような切ない目で見られました。

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