サーファーと薬物 寛解後425日目
8/20の各紙で「09年上半期の大麻の所持などでの検挙者数が大幅に増加し、記録の残る91年以降、過去最多となったことがわかった」と報道されました。大麻での検挙者は初犯者が8割強で、少年や20歳代の若年層が、およそ7割を占めていて、若者を中心に大麻汚染が広がっている実態が明らかになりました。覚せい剤については、マスコミによっては検挙者数が「減った」と報道しているところがありますが、これは大きな間違い。元々日本では大麻より覚せい剤の方が圧倒的に多く、増減は誤差の範囲で「依然多い」というのが正しい。だって押収量は、08年の同じ時期と比べて6倍以上増えているのですから。
以下、真面目なサーファーには関係ありません。ごめんなさい。(キレられる前に謝っておきます)
ノリピーやその夫(自称プロサーファー)が捕まって、サーファー全部がそんな目で見られることに憤慨しているロートル・サーファーの知人がいます。怒るのもごもっともなれど、そう思われても仕方がないという話を彼にはしました。私も悪性リンパ腫発症前まではマリンスポーツが好きで、スキューバダイビング、ヨット、海釣りなどを趣味としていました。ボディーボードやウインドサーフィンもチャレンジしたことがあり、ハワイのエフカイ・ビーチやワイメア・ビーチ(ノースショア)では、プロサーファーの素晴らしいテイク・オフを一日ただ見ているだけで十分興奮しました。しかしサーファーの中に薬物(ハワイ州で当時合法のものも含め)に染まっているのが多いこともその時知りました。 またそれを目当てに来る日本人サーファーも多いことは事実です。「ノースショアの恐ろしい波に立ち向かっていくためには、ハイにならなければ」と言ったサーファーもいました。 私がよく出張していたインドネシア・バリ島(良いサーフポイントがある)なども同様です。今でも日本人の若い人と見るとデンパサール(バリの市街)で『きのこ?』『くすり?』などと流暢な日本語で声をかけている現地人や不良欧米人がいます。昨年もバリで、合成麻薬MDMA(通称エクスタシー)を所持していた日本人が現行犯逮捕されました。インドネシア政府も取締まり強化をしています。 現地ガイドさんには、バリを訪れる日本人サーファーはそれ目当てが多いということは30年来の常識です。
カリフォルニアに本部を置く国際サーフィン連盟は、ドーピングや薬物に対して厳しいポリシーを表明しています。日本は、社会が薬物犯罪に対してまだ甘いので、そこまではどこもやってないようですが、日本のサーファーも全体でモラルを再検討する必要があるでしょう。 ただでさえサーファーのモラル(一般遊泳者や漁業関係者とのトラブル、違法駐車、騒音、ゴミの不法投棄など)が問われているからです。 日本社会全体が薬漬けになりつつある現在、サーフィンは健全なスポーツ(私はそう思ってます)であることを示す良い機会です。
ところで最近のノリピー報道には違和感を感じます。タレントの和田某が「復帰させない」とか、マスコミは親の離婚だとかを無理矢理コジツケてバッシングしています。和田某やマスコミ各社がやっていることは明らかに人権侵害ですし、薬物犯罪という大きな問題から意図的に目をそらせるように仕向けているようにも感じます。確かに社会に与えた影響は大きいですからその罪は罪として償わなければなりません。しかし、彼女も子どもの親であり、その罪を償った後の人生は彼女一人のものではありません。また親の離婚や家庭の事情とは関係がありません。そんな風にステレオタイプな見方をするから日本のメディアは信用できないのです。私は彼女のファンではありませんが、前にも書きました中国人の友人で彼女の熱烈なファンのY君も「罪を償った後もファンであり続ける」とメールで言ってきたことには肯けました。 ハワイを懐かしんで夏に飲んでいるのが、写真右のハワイアン・サンのネクター。ネットで取り寄せています。左はこれも私の夏の定番・沖縄バヤリースのジュース。こちらは「カロリーオフ」とか「ポリフェノールたっぷり」とか、いい加減なことが書いてあります。どちらも果汁10~20%でおいしいんですけどね。
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