日高敏隆先生亡くなる 寛解後513日目
動物行動学を国内に広めた京都大名誉教授・日高敏隆さんが14日、肺がんのため79歳で亡くなられました。 大変残念です。
日高先生は、73年にノーベル医学生理学賞を受けた動物学者コンラート・ローレンツの動物行動学を日本に紹介され、日本動物行動学会を設立されました。先生の訳され「ソロモンの指輪」(ローレンツ著)などは有名です。私は、70年代府中の東京農工大学の助教授でいらっしゃたころ、一ファンとして厚顔にも面会に行ったことがあります。一昨年、ある講演会で久々にお会いし、一杯やりました。先生は、その時いわゆる地球温暖化が生物に与える影響を大変心配されていました。先生の業績の一つで面白いのは、人間も含めた動物の行動(生殖、社会など)は、遺伝子が宿主の生物を操っている結果という仮説(ドーキンス)を紹介し、証明されたことです。一般向けの著書も多く、「なぜ飼い犬に手をかまれるのか」とか「ネコはどうしてわがままなか」などの分かりやすいもの、「春の数えかた」など子どもにも薦めたいエッセイもあります。特に「春の数えかた」には昨今のエセ環境学者やエセ生態学者への批判(実は一時は自分もそうだったと)が込められていて深い内容になっています。ご冥福をお祈りします。
マユミの実です。花は地味ですが実は美しいので観賞用としても利用されます。でもこの実には毒性があるそうで野鳥も食べないようです。マユミの遺伝子は何をさせようとしているのでしょうか。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 鳴らせばいいってもんじゃない-その2 寛解後589日目(2010.02.09)
- 鳴らせばいいってもんじゃない-その1 寛解後588日目(2010.02.08)
- おでん 寛解後587日目(2010.02.07)
- ベトナム 寛解後586日目(2010.02.06)
- がん患者の子どものケア 寛解後585日目(2010.02.05)






コメント
はじめましてお便りさせていただきます。
私のパートナーも、昨年、悪性リンパ腫と診断され、闘病生活を送りました。
寛解後、1年弱です。
そんな事情から、貴殿のブログ、時折、拝読させていただいておりました。
パートナーの病気は確かにショックでしたが、闘病の過程でさまざまなことを感じ、今から思えば、貴重な経験であったとも思っています。
そんなところから、現在、新たなノンフィクション本を執筆しております。
申し遅れましたが、私はノンフィクション・ライターをしております。本企画は、パートナーの闘病中、「とても必要とした情報が世に出回っておらず、困ってしまった」という経験から、もしや、他の患者さんも同じようにお困りではないかという仮説から、生まれました。
ブログを拝読し、貴殿の緻密なご記録や洞察力に敬服しました。何より、心惹かれたのは、プロフィールにあった「奥様を尊敬している」という記述です。ご許可いただければ、ぜひとも、一度、お話をお伺いできないかと思い、お便りさしあげた次第です。
私の自己紹介はじめ、詳細をお伝えするには、コメント欄ではご迷惑かと思います。
お差支えなければ、私宛、メールにてご連絡いただけませんでしょうか?
不躾なメールをお送りし、本当に申し訳ございません!
決して、怪しい者ではございませんので、
何とぞ、ご容赦くださいませ。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
投稿: MH | 2009年11月25日 (水) 17時32分
はじめまして、まきです。 結構なコメントありがとうございます。パートナーさんの寛解が続くようにお祈りします。さて、このブログは私の心のリハビリが目的で、皆様には参考になればということで公開してます。私の妻に対する気持ちは昨年と変わらず持ち続けていますが、日々微妙に変わっていきます。私自身も最近心中穏やかでないことが続いています。ということで、メールのやり取りは少しまっていただけませんか、きっと返信します。すみません。
投稿: MHさま from まき | 2009年11月25日 (水) 20時00分
まきさま
不躾なメールに、ご丁寧な返信をいただき、
ありがとうございました。
ご意向、了解いたしました。
ご負担をおかけして、申し訳ございません。
お返事、お待ちしております。
が、まきさまにご迷惑やご負担をおかけするのは本意ではございませんので、
まきさまのご事情が許すときにでも、
お返事いただければ幸いです。
パートナーの寛解継続、祈ってくださってありがとうございます。
まきさまも、どうぞお大事に!
投稿: MH | 2009年11月26日 (木) 10時21分